どうする!? プラごみ


 

概要

今、深刻な環境問題になっているプラスチックのゴミ問題。この「プラごみ問題」を、どう解決していくのか考えるパネル展示です。2023年制作。

企画

・ 

制作等

企画・制作:日本科学未来館

協力:全国科学館連携協議会

 構成

パネル6枚

提供について

推奨出力サイズ B1

詳細

軽くて丈夫、値段も安いので、わたしたちの暮らしになくてはならないものになったプラスチック。しかし、ごみとして海などに流れ出ると、なくならずに生きものに悪い影響をあたえるなど、現在大きな問題になっています。

パネルでは、どういったところでプラごみが生まれているのか、いま世界中でこの問題が注目されているのか、その理由や背景を探りながら、わたしたちにできることを考えていきます。

日本科学未来館のシリーズ企画「Mirai can NOW」の第4弾「どうする⁉ プラごみ」のために制作されたパネルの一部です。

 

パネルタイトル

1.表紙「プラごみと私たちの社会」

2.長所いろいろ、社会ささえるプラスチック

3.大量のプラごみが引き起こす環境汚染

4. 生きもののくらしをおびやかすプラごみ

5. 心配されるわたしたちの健康への影響

6. 解決へのヒントはたくさんの「R」

 

パネル内容

パネル2 「長所いろいろ、社会ささえるプラスチック」

軽くて丈夫、プラスチックはいろいろな生活シーンで使われています。プラスチックとはおもに石油から人工的につくられた物質のことで、一般的に軽さや丈夫さ、水をはじくなどの特性をもっています。いろいろなかたちにできたり、さまざまな性質を付け加えたりできることが、いろいろな生活シーンで使われる理由です。

コラム「プラスチックを分子レベルで見てみると…」

パネル3「大量のプラごみが引き起こす環境汚染」

プラスチックは大量に生産され、大量に廃棄されています。その量は年々増えてきていて、2015年には世界全体で4億トンが生産され、3億トンが廃棄されました。ごみとなったプラスチックは適正に処理されず、私たちの社会のさまざまなところから、海や川などに流れ出ています。その多くが分解されることなくたまり続けて、環境問題を引き起こしています。

パネル4「生きもののくらしをおびやかすプラごみ」

プラスチックの袋や網はカメや海鳥などの生きものに絡み、移動を邪魔したり、窒息して死んでしまう原因になったりしています。またエサと間違えて食べてしまうことで、消化管に詰まって死んでしまったり、餓死してしまったりすることもあります。 プラスチックは細かく砕けて、マイクロプラスチックとよばれるプラスチック片となり、いたるところに散らばらっています。これが、プランクトンのような小さな生きものにいたるまで、あらゆる生きものに悪い影響を及ぼしています。

パネル5「心配されるわたしたちの健康への影響」

マイクロプラスチックは呼吸や飲食を通して、人体に入ってきています。便だけでなく血液や臓器からもプラスチックが発見されており、体内に入ったプラスチックがどんな健康影響を与えるのかについては現在も調べられています。また、プラスチックそのものだけでなく、プラスチックに含まれる化学物質(添加剤)中には人体に有毒なものがあり、問題が指摘されています。 

パネル6「解決へのヒントはたくさんの「R」」

プラごみをなくすために、たくさんの「R」が提案されています。 Reduce リデュース、Reuse リユース、Replace リプレース、Refuse リフューズ、Recycle リサイクルなど。これらは、プラスチックの全体量を増やさないことにつながります。

 

〇参考

日本科学未来館での展示の様子

全国科学館連携協議会

全国科学館連携協議会事務局
〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館内
03-3570-9151(日本科学未来館)

協賛会員

マブチモーター株式会社

マブチモーター