62の月が織りなす多彩な世界 実施報告共有

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、3館の活用例を抜粋して共有いたします。


厚岸町海事記念館

■展示期間:2024年4月27日(土)~2024年5月19日(日)

■展示物に対する入場者の反響

・今回はパネルの借用ではなく、データ提供をいただき開催した。印刷物(データ・レイアウト)が美しく見やすく、興味のある入館者はじっくりと見ていた。

・会場(ホール)が広いため、4枚のパネルだと少しガランとした印象になってしまう可能性があったため、パネル裏面を使用せず設置した。

■展示物に対する意見・感想

・アンケートは行っていないので、個々の意見・感想は収集できなかったが、専門的でありながら読みやすく解りやすい解説であると感じた。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

静岡科学館る・く・る

■展示期間:2024年10月5日(土)~2024年11月4日(月)

■入場者の展示物に対する反応

子どもから大人まで、土星探査機が土星へ到着するまでの年月や道のりに注目している方が多く見られた。特に、多様な土星の「月」を紹介しているパネルでは、タイタンやエンケラドスの特徴について、もっと詳しく知りたくなったという方もいて関心の高さもうかがえた。

■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。

「月」と聞くと、地球の衛星である「月」を最初に連想する方も多いと思われるが、パネルを通じて、土星の多様な衛星を紹介することで来場者の他惑星の「月」に対する興味関心を促進する機会になった。また、一枚目のパネルから内容に興味を持ち、知識を深めようと一枚一枚丁寧に説明の文章を読んでいる方もいた。

土星の近くにある月の「タイタン」「エンケラドス」に液体や水蒸気が存在しており、地球外生命体が存在しているかもしれないという内容は、驚く方も多く、個性的な月に関心を持ってもらうことができた。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

愛媛県総合科学博物館

■展示期間:2024年9月14日(土)~2024年11月17日(日)

■入場者の展示物に対する反応

・「星の衝突」と「土星の衛星」をテーマに、イラストやCG 画像を交えて分かりやすく解説がされていました。

・「月」という私たちに身近なテーマから、土星の衛星や冥王星・海王星のクレーターの成り立ちについて知ることができました。

・英語での解説もあったため、外国の方にとってもやさしい展示でした。

・衛星を「月」と表現することで、土星の衛星についても理解がしやすくなりました。

■展示物に対する意見・感想

9~11 月という、中秋の名月や土星の観望が行いやすいタイミングで、「月」をテーマにした展示を行ったことで、来館者の天文分野への興味関心を高めることができたと思います。

また博物館の企画として、展示期間中にプラネタリウム特別投影「ガリレオ人類が初めて見た宇宙」を開催しました。(期間中7 回投影 285 名参加)ガリレオが発見した、土星のリングや木星の衛星について、当館の目玉の1 つである世界最大級のプラネタリウムドームを使って紹介したことで、館全体として今回のパネル巡回展の内容を盛り上げることができたと考えております。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

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