本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、2館の活用例を抜粋して共有いたします。
■展示期間:2024年11月2日(土)~11月24日(日)
■入場者の展示物に対する反応
これまでの展示物とは大きく異なり、大人から子どもまで楽しむ姿が大変多く見受けられた。誰かが体験している様子や誰かが体験し終えたパズルに影響されて、自分自身も体験してみたい気持ちが高ぶるようで、気付くと展示スペース一面が恐竜パズルで埋め尽くされていることもあった。体験者にとって自身が手を動かした後が残り、他の人に自身が作ったものを見てもらえることや、誰かが残した跡の続きを楽しめることも人気がある展示につながっていると感じた。
■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。
日本テセレーションデザイン協会様より、「T3パズル作品コンテスト25冬」のポスターをお送りいただき、ピッタリ!しきつめパズル展示スペースに掲示した。コンテストのポスターを掲示することで、単にパズルを並べるだけではなく、積極的にパズル作品を製作するきっかけに繋がればと思った。またピッタリ!しきつめパズル展示スペースは常設展示場のワンダーランド(無料ゾーン)内に、且つブロックを自由に触れることの出来るスペース隣に設置することで、多くの来館者にパズルに触れてもらえる努力をした。
■展示配置イメージ
■展示状況写真
■展示期間:2024年12月14日(土)~2025年1月12日(日)
■入場者の展示物に対する反応
T3パズルのほうは一人で集中して取り組まれる方が多く、恐竜パズルのほうは親子で一緒に取り組む姿がよく見られました。
当館は未就学のお子さまの来場が一番多いですが、マグネット式でペタペタと貼れるので、小さいお子さまも楽しく長時間遊んでいるようでした。
T3パズルは、巡回展示物に加え、ワークショップ用に購入した知育玩具のほうも展示していましたが、順番待ちの列ができるほど大人気でした。
■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。
お借りした展示物は床マットを敷いて、その上に靴を脱いで上がり、購入した黒のマグネットボードに貼り付けて制作できるようにしました。
また、他の敷き詰め系のパズルや、ピースの大きなパズルも合わせて展示したので、来場者の滞在時間も長く、常設展示が少ない当館では、プラネタリウムの待ち時間などにも対応することができ好評でした。
■展示配置イメージ
■展示状況写真
●ワークショップ「タイルのかけらでモザイク画ワークショップ」
パズルではありませんが、いろいろな形のタイルを「敷き詰める」ことで一つの作品を完成させることに、通じるものがあると考え実施しました。
●ワークショップ「三角形をならべて模様をデザインしよう」
日本テセレーションデザイン協会の荒木義明さんとオンラインでつながり、講義をしていただきました。