本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、3館の活用例を抜粋して共有いたします。
■展示期間:2023年8月19日(土)~9月17日(日)
■展示物に対する入場者の反響
本巡回展は、夏休み期間の展示であったこともあり、親子で展示を鑑賞する様子が印象的だった。
じっくりと時間をかけて展示を見ている親子もいた。お帰り際に保護者の方から、「土がどのようにできたのか、すごく分かりやすかった」と言っていただいた。
そのほかの観覧者の感想として、「一つ一つのパネルが大変興味深く、新しいことを知るきっかけになった」「土に対するイメージが変わった」「楽しく防災を学べた」など、概ね良い評価でした。
■展示物に対する意見・感想
夏休みは、とくに自然とふれる機会が多くなるため、自然に親しんでもらいたい一方で、自然を正しく恐れる心構えを持ってもらいたいと思い、本巡回展の開催を企画した。
その結果として、わかりやすくまとめられたパネル内容で、親子で防災や自然科学を学ぶとても良い機会となったと感じた。
■その他意見・感想など
当館において本巡回展と同時期に、土の調べ方や中に含まれる鉱物の観察の仕方を学ぶ「土の中の宝石を探そう」イベントを開催した。
その際に、本巡回展の紹介をあわせて行うことで、イベントに参加していただいた親子に、展示の鑑賞をしていただくとともに、防災への関心を高める機会になった。
■展示配置イメージ
■展示状況写真
■展示期間:2024年8月3日(土)~8月26日(月)
■展示物に対する入場者の反響
・夏休み期間であるため、オープンラボに多くの人が訪れたが、子供たちがクイズラリーを楽しむ姿が見られました。
・特に年齢が高い人が、じっくりと展示を見学する姿が見られました。
・当初基本展示室の終了時間(19時)に閉鎖する予定でしたが、資料を固定し21時まで見学可能にしたため、19時以降に来館し、ゆっくりと見学する方の姿も見られました。
・キャラクターのステッカーが多数あり、楽しい雰囲気が演出できました。
・クイズラリーがあることで、参加者が解説パネルをじっくり読んで答えを探す様子が見られましたが、問題によっては解答がズバリ書かれていないものもあったように感じました。
■展示配置イメージ
■展示状況写真
■展示期間:2024年11月11日(月)~11月29日(金)
■入場者の展示物に対する反応
11月14日の「埼玉県民の日」に実施した 「 センター一般公開 」 の展示ブースにおいて、この巡回展のパネルを展示させていただきました。一般公開当日は、体験ブースや展示ブースなど、多くの内容を準備しており、様々な体験と合わせてこちらの展示ブースにも足を運び、展示から学ぶ姿が見られました。
親子でパネルを見ながら、土がどのようにできたのか 、土の恵みについて、また土には災害につながる要素がある事などを学んでいました 。小さなお子様にとっては、クイズラリーを解く過程でパネルに見入っている姿もみられました。
さらに、地すべりの映像を見て、改めて災害の恐ろしさを実感されている方が多かったように感じました。 来場者 からは、「豊かな土ができるまで 1000 年以上もかかることに驚きました」、「花崗岩や凝灰岩など、中学校の時に勉強して懐かしかった」、「災害を起こす土に驚きました」などの感想をいただきました。
午前中におじいちゃんと来場し、クイズラリーを行った女の子が、午後は両親を連れてきてお父さんにクイズを教えていた姿がとても印象的でした。
当センターは教職員の研修実施機関のため、一般公開後も展示を続け、当センターに研修のために来所した小・中学校の初任者の先生方や高等学校の先生方にも紹介することができました。
■科学館としての意見・感想、また 展示について工夫したことがあれば教えてください。
・7枚のパネルはどれもわかりやすく、イラストもあって小さなお子様も興味を持って読んでいました。
・一般公開当日は小さなお子様の来場を想定し、クイズラリーに全問正解した方へ、小さな賞状を準備し、防災マスターの認定書として発行する工夫を行いました。
・クイズラリーは大変好評でしたが、 パネルの内容からクイズの答えがわかるようになっていると小さな お子様でも楽しくクイズに取り組むことができるのではないかと考えます。子供たちは言葉がつながることで答えを推測し、その場所まで戻って再度クイズを解いている場面も見られました。
・地域の方への防災意識を高めるため、当センターの所在地である埼玉県行田市のハザードマップを展示しました。
・タブレットPCを準備し、パネルに表示してあるQRコードを読み取った状態で準備しました。また、タブレットで地震のシミュレーターソフト体験できるように展示しました。
■展示配置イメージ
■展示状況写真