本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、3館の活用例を抜粋して共有いたします。
■展示期間:2024年1月30日(火)~3月17日(日)
■展示物に対する入場者の反響
・日本の宇宙科学技術の躍進を支えた関係者の情熱とひたむきな努力や、今現在も続けられている宇宙へのあくなき挑戦について、37枚におよぶパネルと4台のロケット立体模型を含む8個の模型などをご見学いただき、日本の宇宙科学の歴史についてご理解いただいた。
・「非常に良かった」「良かった」「あまり良くなかった」「悪かった」の4択でアンケートをとった結果は、回答者36名中18名が「非常に良かった」、16名が「良かった」、2名が「あまり良くなかった」で、「悪かった」の回答はなかった。
主なコメントは以下の通り。
・日本のロケットの歴史が分かった。
・とても楽しく、分かりやすい。
・ロケットに興味はなかったが、思わず見入ってしまった。
・学生に戻った感じでとても良かった。昔勉強したことや知らないことを知ることができた。
■展示物に対する意見・感想
・パネル展示がほとんどなので、もっと色々な実物の展示をぜひ見たい。
・子どもにも分かり易く、とっつきやすいと良い。
・歴代ごとにパネルがあって非常に良かった。
・日本の将来のために頑張ってほしい。
■その他意見・感想など
巡回展「日本の宇宙科学の歴史」の開催に関連して、青少年の科学に対する興味関心の醸成を目的に、天文宇宙に関する講演会を3月10日(日)に開催した。
茨城大学で電波天文学を研究されている教授を講師に招聘し、「近くの宇宙、はるか遠くの宇宙 ~宇宙に向き合う人々の挑戦~」と題して、近くはISS国際宇宙ステーションから遠くはハッブル宇宙望遠鏡で捉えた宇宙誕生初期の銀河まで、多くの天体写真を提示しながらクイズを交えて楽しく分かりやすくおはなしをいただいた。
午前と午後の2講演で児童16名、保護者25名、合計41名の方にご参加いただいた。
アンケートの結果、児童は「よくわかった」33%、「だいたいわかった」20%、「どちらでもない」13%、「ちょっとむずかしかった」20%の回答。
保護者は「よくわかった」66%、「だいたいわかった」11%の回答で、大人からも好評をいただいた。
今回の巡回展は時系列でまとめた多くの説明パネルと、見て触って体験できる模型の展示であったが、このような講演会を開催することで、参加者にはさらに日本の宇宙開発や惑星探査衛星の活躍について理解を深めていただいた。
■展示状況写真
■展示期間:2024年9月1日(日)~9月29日(日)
■展示物に対する入場者の反響
読み応えのある内容で、じっくりとみている観覧者もいました。
小さい子には字が多く、全部を読むのはなかなか難しいようでしたが、写真を中心に見て、気になるものを保護者に尋ねるような姿も見受けられました。
■その他意見・感想など
以前にお借りした時から更新され、新しい内容も含まれていたので、初期から現在までの、日本の宇宙科学の歩みが良く分かって良かったと思います。
■展示配置イメージ
■展示状況写真
■展示期間:2024年9月1日(日)~10月31日(木)
■入場者の展示物に対する反応
・実際のペンシルロケットの小ささに驚いていた
・当館は都市公園内に立地しており、公園内の散歩する年配の市民がトイレのみの利用のために立ち寄ることがあるが、そのような普段から当館の事業を利用してない年齢層のお客様も、熱心にパネルを読んでいた。
・はやぶさ2に関するイベントを展示期間中に実施したため、関心が高いお客様の来館が多く、長時間展示スペースに滞在するお客様も多数見られた。
■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。
・展示スペースの関係で、一部を抜粋して展示した。
・パネルだけでなく、模型などの展示物があったことでお客様の反応が良かった。
・パネル展開催期間中である10月14日(月・祝)に「JAXA宇宙学校」を開催。「はやぶさ2」に関する専門家2名をJAXAより派遣いただき、講演を実施した。
■展示配置イメージ
■展示状況写真