本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、3館の活用例を抜粋して共有いたします。
■展示期間:2024年8月17日(土)~2024年8月31日(土)
■入場者の展示物に対する反応
当館では、「星の観察会」というイベントがあり、星に興味がある来館者の方がポスターをご覧になる様子が見受けられました。宿泊学習に来られた小学生達も展示物の前で立ち止まり、ポスターを見てじっくり読んでいる様子も見受けられました。
8/20 に地元紙の十勝毎日新聞に掲載され、ご覧になった市民の方も一定数おりました。
■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。
月や地球にも、どんな衝突の影響が残っているのか興味深い内容となっており、多くの方に見ていただけたかと思います。
今回、同時期に当館主催事業の「帯広少年少女発明クラブ」で作成した作品展も併せて開催しました。会の活動を紹介する目的で横で展示し、相乗効果で多くの方に見に来ていただけたかと思います。
■展示配置イメージ
■展示状況写真
■展示期間:2024年10月5日(土)~2024年11月4日(月)
■入場者の展示物に対する反応
小学生は、「星の衝突で地球が出来た」の見出しに注目し、地球が出来る過程の写真を興味深く見ている様子がうかがえた。また、「月の模様のでき方」や「太陽系最大のクレーター?」にも関心を寄せていた。大人は、地球と月を作った「ジャイアントインパクト」に注目していた。
隕石の衝突によってクレーターができたことを知っている方も多くいたが、クレーターが出来た後、クレーターの底から地下のマグマが染み出てたまり、そのマ
グマが冷えて固まって黒くなるという過程は初めて知る方も多く、子どもから大人まで関心を寄せる方が多く見られた。
■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。
「月」は、小学校で学習する理科の単元に入っていることや、月のうさぎの模様が身近なことから、興味を示す方が多かった。「月の模様のでき方」に関しては初めて知る方も多く、「月のうさぎ」や「月のクレーター」等身近な言葉から、興味を持ちパネルを見るきっかけとなっていた。
■展示配置イメージ
■展示状況写真
■展示期間:2024年9月14日(土)~2024年11月17日(日)
■入場者の展示物に対する反応
・「星の衝突」と「土星の衛星」をテーマに、イラストやCG 画像を交えて分かりやすく解説がされていました。
・「月」という私たちに身近なテーマから、土星の衛星や冥王星・海王星のクレーターの成り立ちについて知ることができました。
・英語での解説もあったため、外国の方にとってもやさしい展示でした。
・衛星を「月」と表現することで、土星の衛星についても理解がしやすくなりました。
■展示物に対する意見・感想
9~11 月という、中秋の名月や土星の観望が行いやすいタイミングで、「月」をテーマにした展示を行ったことで、来館者の天文分野への興味関心を高めることができたと思います。
また博物館の企画として、展示期間中にプラネタリウム特別投影「ガリレオ人類が初めて見た宇宙」を開催しました。(期間中7 回投影 285 名参加)ガリレオが発見した、土星のリングや木星の衛星について、当館の目玉の1 つである世界最大級のプラネタリウムドームを使って紹介したことで、館全体として今回のパネル巡回展の内容を盛り上げることができたと考えております。
■展示配置イメージ
■展示状況写真