こちら「はやぶさ2」運用室 実施報告共有

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、4館の活用例を抜粋して共有いたします。


星のふるさと 星の文化館

■展示期間:2023年4月29日(土)~2023年12月31日(日)

■展示物に対する入場者の反響

・当館に常設している「はやぶさ2」の1/2スケールモデルに、もっとお客様に親しんで頂くのを目標に今回の企画を実施した。

特段大きな反響は得られなかったが、漫画にすることで難解な科学的ミッション内容にも理解が深まったのではないかと思う。

・当初は子供を対象に考えていたが、実際に足を止めて展示パネルを見ているお客様は大人の方が多かった。

子供用の解説パネルも子供はあまり興味を示さなかった。

■展示物に対する意見・感想

・裏話等もあり分かりやすかった。

・漫画にはなっていたが内容は専門的だった。

・次にどのコマを見ればいいのかが分かり難かった。(当館の展示入口と進行方向の問題で、通常の漫画とは逆に見ていく壁面もあった)

・子供はスマートフォンの縦スクロールの漫画に慣れており、見るのが難しかった。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

静岡科学館る・く・る

■展示期間:2023年10月7日(土)~2023年11月26日(日)

■展示物に対する入場者の反響

パネルには写真が多く使われており、写真だけではなく、実際の動画も見てみたいという声があった。

特にミネルバツーワンの動き方が気になるという声が多かった。

はやぶさ2が、次の小惑星に到着するのはあと10年くらいのため、10年後の地球や宇宙の様子はどのようになっているのかを想像を膨らませ、会話をする様子が伺えた。

■展示物に対する意見・感想

はやぶさ2という名前は聞いたことがあるが、実際にはどのようなことを行っているのかを知らない人の為にも分かりやすくまとめられていた。

宇宙には、私達がまだ知らない場所が多くあるため、大人も興味が湧いてくる展示内容であった。

はやぶさ2から分離する多くのパーツに焦点をあてたパネルについては、写真を通じて紹介されていたので、小惑星探査機の部品についての興味が持てる内容だと感じた。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

原子力科学館

■展示期間:2023年10月31日(火)~2024年1月8日(月・祝)

■展示物に対する入場者の反響

・2014 年 12 月に打ち上げられ、2019 年2月に「リュウグウ」への 1 回目の着陸に成功しサンプルの採取も成し遂げた「はやぶさ2」。2020 年 12 月に帰還するまで往復6年の歳月の苦労話や実績を、 パネルで楽しくわかりやすく紹介し、理解していただいた。

・「非常に良かった」「良かった」「あまり良くなかった」「悪かった」の4択でアンケートをとった結果は、回答者 33 名中 13 名が「非常に良かった」、17 名が「良かった」で、肯定的回答が 91%であった。主なコメントは以下の通り。

・アニメのようになっていて分かり易かった。

・子供達の興味を引いていたので、漫画版の展示は良いきっかけになったと思う。

・文字より絵の方が入ってきやすくて良かった。

■展示物に対する意見・感想

・リュウグウ星人がかわいかった。

・地球から見えない惑星を調べるなんてすごい。

・漫画にするなら解説文は可能な限り少なくすべき。内容が良いだけに残念。

■その他意見・感想など

巡回展「こちら「はやぶさ2」運用室 漫画版」の開催に関連して、児童生徒の科学に対る興味関心の醸成を目的に、天文宇宙に関する講演会を 12 月 17 日(日)に開催した。

県内の高等学校で地学を教えながら、天体観測・天文教育を実践されている先生を講師に招聘し、「冬の星座と宇宙のひろがり」と題して、冬に見られる恒星や星座、太陽系の誕生や銀河の分布などに関するクイズ形式の講演と、夕方からは屋外で2台の天体望遠鏡を用いて、火星・木星・土星などの惑星や恒星、星団(すばる)などを観察する体験学習を行った。

午後の前半と後半の2講演で児童 30 名、幼児1名、保護者 29 名、合計 60 名の方に参加いただいた。

アンケートの結果、児童は「よくわかった 50%」「だいたいわかった 42%」「ちょっとむずかしかった8%」の回答。

保護者は「よくわかった 48%」「だいたいわかった 22%」の回答で、大人からも好評をいただいた。

今回の巡回展は、国民が期待を寄せている「はやぶさ2」の実績を紹介するとともに、成功の裏には計り知れない関係者の苦労があることにも触れていて、参加者には新たな観点から理解を深めていただいた。

■展示配置イメージ

青森県立三沢航空科学館

■展示期間:2023年12月9日(土)~2024年1月14日(日)

■展示物に対する入場者の反響

昨年、当館リニューアルの際に宇宙ゾーンが新設され、目玉として「はやぶさ2 」実物大模型の展示が始まった。

この度、「はやぶさ2」の PR もかねて来館者にその功績を詳しく周知する為、漫画でわかりやすく説明している「はやぶさ2 運用室 漫画版」のパネル展を開催させていただく事となった。

来場される方は「はやぶさ 2 」に興味をもたれた方が多く、熱心に パネルを読んでいる光景がみられた。

■展示物に対する意見・感想

こちら「 はやぶさ 2 」運用室漫画版、はやぶさ2解説パネル、こども向けパネルの3部構成となっているが、漫画版、解説パネルとも説明が難しく、こども向けパネルがあってようやく「 はやぶさ2 」の内容がわかるといった感じだった 。

開場内でJAXA提供の動画「 はやぶさ2 2195日の軌跡 」も公開したことで、はやぶさ2への理解はより深まったと思われる 。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

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