マンガdeひもとく生命科学のいま 実施報告共有

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、3館の活用例を抜粋して共有いたします。


原子力科学館

■展示期間:2024年5月8日(水)~2024年6月16日(日)

■展示物に対する入場者の反響

・記憶を操作したり、遺伝する病気をゲノム編集で予防するなど、まるでSF映画や小説のような話題が次々に登場する最先端の生命科学を親しみやすいマンガで、楽しくわかりやすく紹介し、ご理解していただいた。

・「非常に良かった」「良かった」「あまり良くなかった」「悪かった」の4択でアンケートをとった結果、回答者11名中6名が「非常に良かった」、5名が「良かった」で、すべて肯定的回答であった。主なコメントは以下の通り。

・老化しない生物が存在していることに驚いた。

・この本をもっと早く知りたかった。これから本屋に行って探したい。

■展示物に対する意見・感想

・イラストが大きく、壁にパネルで掲示してあったので大変見やすかった。

・もっと多くの場所で展示してほしい。

■その他意見・感想など

巡回展「マンガde ひもとく生命科学のいま「ドッキン!いのちの不思議調査隊」」の開催に関連して、児童生徒の科学に対する興味関心の醸成を目的に講演会を6月9日(日)に開催した。

県内の水族館飼育員を講師に招聘し「ウミガメのおはなし ~ウミガメの楽しいお話をきいて、君もウミガメ博士になろう!~」と題して、茨城県沿岸に生息するウミガメを中心に、その生態と身体のつくりなどをクイズを盛り込みながら、楽しくわかりやすくおはなしいただいた。

内容は、茨城県の海岸に上陸して産卵したアカウミガメ雌個体のおはなしから始まり、県内で確認できた4種類のウミガメの紹介、リクガメとウミガメの体の構造の違い、アオウミガメとアカウミガメの頭部や鱗板(甲羅)の見分け方などクイズを交えながらで楽しくおはなしいただいた。

また、海の環境保護の大切さについても「3R(Reduce,Reuse,Recycle)」を例に提唱していただいた。

さらに、大洗海岸で孵化した子ガメが海に戻る動画や、負傷して保護された体重70 ㎏の成体アカウミガメを治療後に放流する動画など、水族館関係者でしか得られない貴重な情報をご提供いただき、参加者から大きな反響を得ていた。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

橿原市立こども科学館

■展示期間:2024年6月8日(土)~2024年7月19日(金)

■展示物に対する入場者の反響

親子でワークシートを用いてマンガを読み込んでいる様子をお見受けしました。

大人や、小学生のお子様も真剣にマンガを読まれていました。

遠足の団体来館のお客様もワークシートを活用されていました。

マンガでの掲示でお子様も興味を持ちやすいためか、他のパネル展より多くの方がご覧になっている印象を受けました。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

サイエンスヒルズこまつ ひととものづくり科学館

■展示期間:2024年7月13日(土)~2024年8月31日(土)

■入場者の展示物に対する反応

パネル展示の多くは、保護者が子どもに促し鑑賞するケースをこれまで多々見てきたが、マンガを用いたパネル展示であったことや最先端の生命科学という興味をかき立てられる世界だったことからか、これまでに無く小学生が単独で熱心に鑑賞しているケースが見受けられた。

■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。

子ども達にとって、パネル展示を鑑賞してみよう!と思うきっかけとして、マンガを採用された点や、マンガだからこそ絵から内容が理解しやすい、イメージしやすい点、大人も生命科学の不思議や研究のおもしろさに気付かせてもらえる展示だったと感じた。

ぜひ、シリーズ化していただきたいと思う。

次回があれば、当館で書籍購入をして、展示パネル近くに設置したいと思う。

今回は、夏休み期間にお借りすることが出来たので、展示パネルの周辺を賑やかにした。

例えば、小松市内小中学校自由研究優秀作品展、全国KAPLA®大会に応募しよう!制作エリア、こまつサイエンスクラブ植物標本展示など、大人から子どもまで多くの方の目に触れてもらえたと思う。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

全国科学館連携協議会

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