宇宙をさわる 実施報告共有

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、4館の活用例を抜粋して共有いたします。


岡山県生涯学習センター人と科学の未来館サイピア

■展示期間:2023年4月9日(日)~2023年5月28日(日)

■展示物に対する入場者の反響

「触る」が主の展示は、コロナ以降なかったので、未就学のお子様の来館が多い当館では、大変喜ばれました。

■展示物に対する意見・感想

当館はプラネタリウムがあるので、天文好きなお客様が多く来場されます。展示物の精巧な作りに見入られていました。

■その他意見・感想など

企画展は展示室の半面を使用しました。残りの半面では、土日祝日に宇宙関連ワークショップを行いました。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

春日部中央公民館

■展示期間:2023年7月25日(火)~2023年7月30日(日)

■展示物に対する入場者の反響

以下、来場者アンケートから

・コロナ禍で、触れ合うこともはばかられていましたが、手で触って宇宙を感じることができる企画は視覚障がい者に限らず貴重な体験でした。

・最後の太陽から、ほかの惑星までの距離はよかったです。

・無理しても、展示以外の模型作ってほしかった。

・いろいろな手でさわれる展示をみておもしろかった。

・星の表面の凸凹が表現されていて、とても良かったです。

・説明がくわしくかいてあってわかりやすくてよかったです。

・大変ユニークな企画で面白い。但し案内者が必要かと思います。

・さわるというポイントの展示はバリアフリーで今どきでいいものなんだと思った。ありがとうございました。

・太陽系の距離をもっと実感したかった。説明と模型が一緒だと良いと思った

・点字がはってあるので点字を読める人にたくさん来ていただきたい

・太陽系の縮尺が見れてよかったです。

・もっといろんな写真が貼ってあったら楽しかったかと思います。

・スペースが広いのでもう少し展示物があってもよいと思う。

・それぞれの惑星で、それぞれ模型と共に実際の写真もあるとより分かり易いと思います。実際に触ってみることで理解を深められて良いと思いました。

・惑星の模型を触れるのが楽しかったので、全部揃っていると、もっと良いと思いました。点字の絵も良かったです。太陽からの距離と大きさの模型も興味深かったです。

■展示物に対する意見・感想

「触る」展示は、 障害のあるなしに関わらず、 触覚による記憶 を生む貴重な機会だと思います。

特に展示物として興味深かったのが 、 太陽からの距離と星の大きさの比較を示したもので、書籍ではわからない立体的、空間的な捉え方が出来たようです。

主催者側の準備の点からいうと、細かい展示物 が多かったので、展示物と説明文の模範的かつ効果的な展示順を示していただけると良かったと思います。

展示期間中に展示や説明文のずれに気づいて修正を加えることがありました。

また、上記 アンケート にもありましたが 、 来場者のほとんどが健常者のため、触るという行為だけでなく、写真や映像の展示を希望する声が多く聞かれました。

実際会場の様子を見ていると、小さい子どもを連れた親子が多く 、会場で音声による解説が あればもっと理解が深まったのではと思います。

私たちも補足資料を揃えて、会場を盛り上げる工夫がもっと必要 だった と感じました。

会期が夏休み中ということもあり、ただ展示を 見 るだけではなく、なにか記念になるものを作ろうと、特別企画「ステンドアートで宇宙を描こう!」を同会場にて実施し、2日間 全3回で小学生以下の子ども達50名がステンドアートで宇宙人やロケットなどの絵を描きました。

また、関連企画として、 当館内にある粕壁地区公民館では、夏休み子ども体験教室「プラネタリウムにいこう!」を実施し、市公用バスを 利用して 、つくばエキスポセンターへ親子10組25名で プラネタリウム見学へ行きました。

このように、一つのテーマから派生してたくさんの企画が生まれ、夏休みにふさわしい取り組みを行うことができました。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

能美市根上学習センター

■展示期間:2023年9月28日(木)~2023年10月18日(水)

■展示物に対する入場者の反響

「宇宙をさわる」の表題通り、実際に目で見て、手に触れることで惑星をはじめとする天体や天体相互の距離を具体的にイメージすることができるような工夫がされていました。

学習センターの定期行事への参加者にあわせて、小学生の科学教室受講生に巡回企画展示も見学してもらいました。太陽から地球までの距離を基本として、フィールドワークで太陽から各惑星までの距離を徒歩で巡りました。実際に歩くことで各惑星間の距離を具体的にイメージできました。

■展示物に対する意見・感想

・今回の展示は、実際に様々な模型に触ることで、天体の表面の凹凸や形を具体的にイメージしやすい工夫が施されていました。

・健常者目線ではない、ハンデを持つ方にも配慮された展示でした。

■その他意見・感想など

・太陽系の惑星間の距離を現すロープで各惑星の距離を具体的に感じ取ることができました。フィールドワークに出かけさらに深く理解できました。

・いろいろさわれる模型がたくさんあって面白かったです。

■展示配置イメージ

豊橋市地下資源館

■展示期間:2024年1月6日(土)~2月18日(日)

■展示物に対する入場者の反響

普通は「見る」ことしかできない宇宙に手で触れられるため、子どもも大人も新鮮な様子で体験していた。 展示期間中の来館者アンケートでは、展示を目的に来たと回答した人の平均の満足度が 98 点(/ 100 点)であった。

■展示物に対する意見・感想

企画展全体としては「みる」「さわる」「いく」「つくる」という4テーマのうちのメインとして位置づけ て 展示した。 宇宙は見ることに偏りがちなテーマであるが、来館者にとってはもちろんのこと、 ハンズオンの体験型展示 に力を入れている当館にとっても、「宇宙をさわる」の展示物は非常に興味深 いものであった。

また、当館は比較的年齢の低い子どもの来館者が多く、模型類の強度が少し不安であったが、自由に触れられるように展示をしていても問題はなかった。

■展示配置イメージ

■チラシ

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