日本の宇宙科学の歴史 実施報告共有

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、2館の活用例を抜粋して共有いたします。


能美市根上学習センター

■展示期間:2023年7月20日(木)~8月9日(木)

■展示物に対する入場者の反響

「日本宇宙科学の歴史」の展示を通じて、日本のロケット開発の歴史や歴代の代表的なロケットを紹介することができました。また、毛利さんのサインやブラックホールの模型は、宇宙への興味をかきたてたりブラックホールを具体的にイメージするための参考となりました。

学習センターの定期行事への参加者にあわせて、小学生の科学教室受講生に巡回企画展示も見学してもらいました。

市の行事の時期に企画展を実施することで、多くの市民に企画展を見学してもらい、ブラックホールの仕組みやロケットの発展の歴史に触れてもらうことができました。

■展示物に対する意見・感想

・今回の展示は、子どもたちの興味を引くロケット模型やブラックホールの模型を展示することができました。実際に手で触ることで、ブラックホールのつくりや仕組みをイメージしやすくなっていました。

・ロケットの模型やブラックホールの原理を説明した模型が面白かった。

・ロケットについてたくさん知ることができました。

■その他意見・感想など

・目で見たり資料を読むだけではなく、実際に模型に触ることで形やつくりをイメージしやすくなっていた。

・日本のロケット開発の歴史を時系列で展示してありました。大変わかりやすかったです。

・ロケットが開発とともに大型化する中で、ロケットの宇宙での役割や使命が進化したことがうかがい知れました。

・日本の最近の宇宙開発において、トラブルが続いています。失敗の中から課題を克服し、はやぶさ以外の小惑星や衛星にも向けてロケットを送り込めるとよいと思います。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

原子力科学館

■展示期間:2024年1月30日(火)~3月17日(日)

■展示物に対する入場者の反響

・日本の宇宙科学技術の躍進を支えた関係者の情熱とひたむきな努力や、今現在も続けられている宇宙へのあくなき挑戦について、37枚におよぶパネルと4台のロケット立体模型を含む8個の模型などをご見学いただき、日本の宇宙科学の歴史についてご理解いただいた。

・「非常に良かった」「良かった」「あまり良くなかった」「悪かった」の4択でアンケートをとった結果は、回答者36名中18名が「非常に良かった」、16名が「良かった」、2名が「あまり良くなかった」で、「悪かった」の回答はなかった。

主なコメントは以下の通り。

・日本のロケットの歴史が分かった。

・とても楽しく、分かりやすい。

・ロケットに興味はなかったが、思わず見入ってしまった。

・学生に戻った感じでとても良かった。昔勉強したことや知らないことを知ることができた。

■展示物に対する意見・感想

・パネル展示がほとんどなので、もっと色々な実物の展示をぜひ見たい。

・子どもにも分かり易く、とっつきやすいと良い。

・歴代ごとにパネルがあって非常に良かった。

・日本の将来のために頑張ってほしい。

■その他意見・感想など

巡回展「日本の宇宙科学の歴史」の開催に関連して、青少年の科学に対する興味関心の醸成を目的に、天文宇宙に関する講演会を3月10日(日)に開催した。

茨城大学で電波天文学を研究されている教授を講師に招聘し、「近くの宇宙、はるか遠くの宇宙 ~宇宙に向き合う人々の挑戦~」と題して、近くはISS国際宇宙ステーションから遠くはハッブル宇宙望遠鏡で捉えた宇宙誕生初期の銀河まで、多くの天体写真を提示しながらクイズを交えて楽しく分かりやすくおはなしをいただいた。

午前と午後の2講演で児童16名、保護者25名、合計41名の方にご参加いただいた。

アンケートの結果、児童は「よくわかった」33%、「だいたいわかった」20%、「どちらでもない」13%、「ちょっとむずかしかった」20%の回答。

保護者は「よくわかった」66%、「だいたいわかった」11%の回答で、大人からも好評をいただいた。

今回の巡回展は時系列でまとめた多くの説明パネルと、見て触って体験できる模型の展示であったが、このような講演会を開催することで、参加者にはさらに日本の宇宙開発や惑星探査衛星の活躍について理解を深めていただいた。

■展示状況写真

全国科学館連携協議会

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